📌【年金は“生きている年数”で考える】ほど、迷いが深くなる理由

年金の判断について自宅で静かに考え込む50代日本人

【連載】65歳からの人生を楽しくする‐今できる判断‐【年金受給の開始時期②】

📌 はじめに

「年金、何歳からもらうのが一番得なんだろう?」
この問いを、誰にも相談できないまま、何度も頭の中で繰り返していませんか。

繰り下げれば月額は増える。
でも、本当にそこまで生きているかは分からない
かといって、繰り上げると「損をした気がする」。

判断できずに立ち止まってしまうのは、
慎重だからでも、知識が足りないからでもありません。

このテーマそのものが、とても判断しにくい構造になっているだけなのです。
今日はその理由を、私自身の迷いを交えながら整理してみたいと思います。


✅ 私自身の迷いと経験

正直に言うと、私も長い間、年金の開始時期を決められませんでした。

頭の中にあったのは、
「何歳まで生きたら得か」
「〇歳を超えたら繰り下げが有利」
そんな損得計算ばかり。

でも計算すればするほど、
逆に不安が増えていったのです。

・もし途中で大きな病気をしたら?
・元気に動ける期間は、あと何年だろう?
・お金が増えても、使えない時期に入ったら意味があるのか?

考えれば考えるほど、答えから遠ざかっていく感覚がありました。


✅ 判断を難しくしていた構造

年金判断に関する考えが整理されていない状態を表したメモ

💡 「生きている年数」で考える前提

年金の話になると、多くの情報が
「何歳まで生きるか」を前提にしています。

・人生100年時代
・長生きリスク
・平均寿命

もちろん、どれも大切な視点です。
ただ、ここに落とし穴がありました。

💡 健康で使える時間が抜け落ちていた

「生きている」ことと
「元気に動ける」ことは、同じではありません。

実際には、

  • 健康で使えるお金の期間
  • 医療や介護が増えていく期間

は、はっきり分かれます。

私は、
“生存年数”だけで年金を考えようとしていたのです。

💡 お金の価値を“時間”で見ていなかった

もう一つの盲点は、
今もらうお金と、将来もらうお金の価値の違い

同じ金額でも、

  • 今の1万円
  • 数年後の1万円

は、使い道も、安心感も、意味合いも違います。

それを無視して、
「最終的な総額」だけを比べていたことに気づきました。


✅ 私が重視した考え方

そこで私は、こう考え直すようになりました。

「何歳まで生きるか」ではなく
「どの時期に、どんなお金があると安心か」

年金を
“最大化すべき収入”として見るのをやめ、
“人生の各場面を支える道具”として捉え直したのです。

・元気なうちに使えるお金
・不安を減らすための早めの収入
・細く働きながら受け取る選択肢

年金の考え方を見直し始める50代日本人の横顔

どれが正しいかではなく、
自分の人生にとって、どれが納得できるか

そう考えることで、
初めて「整理すべき軸」が見えてきました。


✅ あなたに返す問い

ここで、少し立ち止まって考えてみてください。

  • あなたは「長生きできた場合」だけを前提に、年金を考えていませんか?
  • 元気に動けるうちに使えるお金の価値を、どう捉えていますか?
  • 今の安心感と、将来の金額、どちらをより重視したいですか?
書き込み前の白紙ノートとペン

どれも、
Yes/Noでは答えられない問いだと思います。

だからこそ、
頭の中だけで考え続けると、迷いが深くなるのです。


✅ この先を整理したい方へ(判断整理ワークシートのご案内)

ここまで読んで、

「考え方は分かるけれど、
自分の場合はどう整理すればいいのか分からない」

そう感じた方もいるかもしれません。

そのために用意しているのが、
判断整理ワークシート(有料PDF)です。

これは、
答えを教えるものでも、
正解を押し付けるものでもありません。

  • 自分の不安
  • 重視したい時間
  • お金に求める役割

を、紙に書き出しながら整理するための道具です。

年金・退職金・住まいなど、
テーマごとに1冊ずつ分けているのも、
判断軸が混ざらないようにするためです。


夕方の光が差し込む静かな日本の室内

📌 まとめ

年金の開始時期が決められないのは、
意志が弱いからでも、勉強不足だからでもありません。

「生きている年数」だけで考えようとすると、
どうしても迷いが深くなる構造
だからです。

必要なのは、
急いで答えを出すことではなく、
自分なりの判断軸を整理すること

そのための道具として、
ワークシートを使うという選択肢がある、
それだけ覚えておいてください。


✅ 次のステップ

どれも、
「今すぐ決めるため」ではなく、
納得して判断するための選択肢です。


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💡 次回予告

  • 次回は「健康で動ける時間」をどう判断に組み込むかを扱います。

もしこの記事が、
「自分だけじゃなかった」と感じるきっかけになったら、
同じ悩みを抱える方へ、そっと届けていただけると嬉しいです。

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