【連載】65歳からの人生を楽くする‐今できる判断‐【年金受給の開始時期③】
📌 はじめに
60歳を過ぎた頃から、
年金の話題が急に現実味を帯びてくるようになりました。
「長生きしたほうが得」
「どうせなら少しでも多くもらいたい」
—そう考えるのは、とても自然なことだと思います。
でも同時に、
なぜか判断できないまま立ち止まっている自分にも気づきました。
迷っているのに、誰にも相談しづらい。
正解を探そうとするほど、余計に分からなくなる。
もし今、あなたが
「まだ決めきれない」「考えがまとまらない」と感じているなら、
それは能力の問題ではありません。
このテーマ自体が、とても判断しにくい構造をしているからです。
✅ 私自身の迷いと経験

私も最初は、
「できるだけ長生きした場合」を前提に考えていました。
年金は一生もらえるもの。
だったら、受給を遅らせたほうが得なのではないか。
——そう思い込んでいたのです。
ところが60歳前後になると、
身近な友人や知人の病気、
ニュースで目にする同世代・少し上の世代の訃報が、
これまでとは違って胸に残るようになりました。
「もし元気で動ける期間が限られていたら?」
「お金はあっても、使えない時期が来たら?」
そう考え始めた瞬間、
これまでの前提が、少し揺らぎました。
ただ、その時点でも
すぐに答えを出すことはできませんでした。
✅ 判断を難しくしていた構造

このテーマが難しい理由は、
いくつもの要素が絡み合っているからです。
- 「長生き=得」という分かりやすい常識
- 損得で考えたくなる数字の誘惑
- 制度の複雑さと専門用語
- 周囲の声や一般論
- そして何より、自分の将来が見えない不安
これらが混ざり合うと、
判断はどうしても「理屈」だけに寄ってしまいます。
でも、
年金の判断は本来、
人生の使い方そのものに近いテーマです。
だからこそ、
数字だけを積み上げても、
なかなか納得できないのだと思います。
✅ 私が重視した考え方

そこで私は、
考え方そのものを少し変えてみました。
「どれが得か」ではなく、
「いつ、どう使えるお金なのか」という視点です。
特に意識したのは、
- 生きている年数
ではなく - 元気に動ける年数
この視点に立つと、
「長生き前提で考えるほど迷いが深くなる」
理由が、少しずつ見えてきました。
もちろん、
これは私の場合の話です。
すべての人に当てはまるとは思っていません。
ただ、
判断の前提を一度疑ってみることは、
とても大きな転換点になりました。
✅ あなたに返す問い
ここで、いくつか問いを返させてください。
- あなたは年金を
「もらえる期間」で考えていますか?
それとも
「使える期間」で考えていますか? - もし今より体力や気力が落ちたら、
お金の使い方は同じでしょうか? - 「長生きした場合」だけでなく、
そうでなかった場合も
きちんと想像できていますか?
これらは、
頭の中だけでは整理しきれない問いだと思います。

✅ この先を整理したい方へ(判断整理ワークシートのご案内)
ここから先は、
知識を増やすだけでは判断できません。
必要なのは、
自分の条件・不安・優先順位を一度、紙の上に出すことです。
ご案内しているワークシート(有料)は、
答えを並べたものではありません。
- どこで迷っているのか
- 何を前提に考えているのか
- どこがまだ整理できていないのか
それを自分の言葉で可視化するための道具です。
テーマごと(年金・退職金・住まいなど)に
1冊ずつ整理する理由も、そこにあります。
📌 まとめ
年金の受給時期は、
「得か損か」だけで決められるテーマではありません。
長生きを前提にするほど、
判断が難しくなることもあります。
大切なのは、
正解を探すことではなく、
自分の判断軸を整理すること。
有料PDFは、
決断を迫るものではありません。
納得して判断するための道具です。
今すぐ決めなくても大丈夫です。
✅ 次のステップ
- 📥 判断を誤らないための思考整理[無料PDF]
※何かを決める前に、考え方を整えるために - 📘 判断を誤らないための思考整理ワークシート【年金受給の開始時期編】(note/有料)
※必要だと感じた方だけ
どれも、
「今すぐ決めるため」ではなく、
自分で判断できる状態になるための選択肢です。
💡 シリーズ関連記事
- 【年金受給の開始時期①】
📌【年金は“何歳からもらうか”】より、“何を安心にしたいか”で考えた - 【年金受給の開始時期②】
📌【年金は“生きている年数”で考える】ほど、迷いが深くなる理由
💡 次回予告
次回は、
「年金は”無職になってから”もらうものなのか?」
という判断軸を整理します。
もしこの記事が、
「自分だけじゃなかった」と感じるきっかけになったら、
同じ悩みを抱える方へ
そっと届けていただけると嬉しいです。


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