【第3回】 【準備編】マンション賃貸で収益化するための具体的な手順

【連載】60歳から始める“住まい資産術”|マンションを貸して、田舎で暮らして、民泊で稼ぐ


📌はじめに

リビングテーブルで不動産資料を広げ、話し合う60代夫婦

「マンションを貸して収入を得たい。でも、実際にどう準備したらいいの?」
そんな声をよくいただきます。

年金だけでは不安…。そんなとき、自宅マンションを賃貸に出せば安定収入につながります。
でも「手続きが複雑そう」「家族に反対されそう」「お金がかかるのでは?」と、最初の一歩を迷ってしまう方も多いはず。

この記事では、初心者でも安心できる賃貸化の準備手順を整理しました。
さらに「誤解しやすいポイント」や「契約に必要な細かい書類」までカバーして解説します。


📌今回のテーマとゴール

今回のテーマは「マンション賃貸で収益化するための準備」。

この記事を読むことで:

  • 賃貸管理会社の選び方(大手 vs 地元、サブリース vs 一般管理)
  • 契約形態の違い(普通借家/定期借家)
  • 必要書類一覧(登記簿、印鑑証明、収入印紙まで)
  • リフォーム判断基準(原状回復と投資効果のバランス)

が整理され、「自分のマンションでも貸せそうだ」と前向きに進めることがゴールです。


✅知っておきたい基本知識

賃貸管理会社のタイプ

  • 大手管理会社:集客力や保証サービスが充実。ただし手数料はやや高め。
  • 地元密着型管理会社:地域事情に詳しく、柔軟な対応が可能。入居者との距離感が近い。
不動産会社の窓口で相談しているイメージ、担当者と夫婦が真剣に話す

サブリースと一般管理の違い

  • サブリース契約:管理会社が一括借上げ。空室でも固定収入があるが、家賃は相場より低めに設定される。
  • 一般管理委託:家賃収入は相場通りだが、空室リスクはオーナー側が負う。

👉 安定収入を重視するならサブリース、収益最大化を狙うなら一般管理。


契約形態の種類

  • 普通借家契約
     更新を前提とした長期契約。借主の権利が強く、オーナー都合での解約は難しい。
  • 定期借家契約
     契約期間を限定できる。終了時に確実に返還してもらえる。説明義務があるが、将来住み戻す予定のある人に向いている。

必要書類一覧

机に登記簿や印鑑証明、ペンが並ぶ写真
  • 登記簿謄本
  • 管理規約の写し
  • 身分証明書
  • 印鑑証明書・実印
  • 固定資産税納税通知書(収支シミュレーションに活用)
  • 契約書に貼付する収入印紙(契約金額に応じて必要)

リフォームと原状回復の違い

  • 原状回復:入居者が退去時に負担する修繕範囲。オーナーの負担は経年劣化部分のみ。
  • リフォーム:次の入居者に備えて行う改修。壁紙や床、水回りを中心に「印象を良くする範囲」で十分。

👉 大規模リフォームは不要。費用対効果を意識して「入居率UPにつながる部分」だけ整えましょう。

職人が壁紙を貼り替えているシーン、清潔で明るい部屋

✅実際の準備や行動の流れ

🪜 全体フロー(5ステップ)

  1. 管理規約・ローン条件の確認
  2. 賃貸管理会社の選定(複数社比較)
  3. 契約形態の決定(普通借家/定期借家)
  4. 必要書類の準備
  5. リフォーム・クリーニングの実施

1. 管理規約・ローン条件の確認

  • 管理規約に「賃貸可」とあるか確認
  • ローン残債がある場合、金融機関への届出が必要

2. 賃貸管理会社の選定

  • 最低2〜3社から見積りを取って比較
  • 管理手数料の相場は家賃の3〜5%程度

3. 契約形態の決定

  • 長期安定なら「普通借家契約」
  • 将来住み戻す予定なら「定期借家契約」

4. 必要書類の準備

  • 書類を早めに揃えておくと契約がスムーズ
  • 特に印鑑証明や収入印紙は直前に慌てがちなので要注意

5. リフォーム・クリーニング

  • 壁紙・畳・水回りなど「第一印象に影響する部分」だけ整備
  • 高額リフォームは避け、回収見込みを必ず試算する

✅よくある不安やQ&A

Q:借り手がつかなかったら?
A:相場より家賃を少し下げる/家具付きにする/短期賃貸に切り替える方法もあります。

Q:家族に反対されている…
A:収支シミュレーションを見せて「年金+家賃収入の安心感」を共有すると納得しやすい。

Q:リフォームにどこまでお金をかけるべき?
A:基本は必要最低限。「1円でも家賃を上げられるか」を基準に判断しましょう。


📌小さく準備してみましょう

すべて完璧に整えてから始める必要はありません。
まずは管理会社に相談して、見積りを取るところから。
小さく準備するだけで、いざという時に大きな選択肢を持てます。


パソコンを操作しながら笑顔の夫婦、不動産サイトを見ている

📌まとめ:次の行動3ステップ

  1. 管理規約とローン条件を確認する
  2. 管理会社を2〜3社比較する
  3. 必要書類を揃え、リフォームは最小限に

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