【連載】60歳から始める“住まい資産術”|マンションを貸して、田舎で暮らして、民泊で稼ぐ<第8回>
📌 はじめに
「このまま、今の住まいでいいのだろうか」
60歳前後になると、
ふと、そんな問いが頭をよぎることがあります。
都会のマンションは便利だけれど、
どこか落ち着かない。
一方で、田舎暮らしには
静かで、ゆったりした時間のイメージがある。
すると、
「いっそ田舎に拠点を持てば…」
「今のうちに整えておけば安心かもしれない」
そう考え始めるのは、
とても自然な流れです。
ただ、この段階で
“決断に向かって気持ちが前のめりになる”ことが、
あとから重くのしかかるケースも少なくありません。
この記事では、
ここで結論を出すことはしません。
まずは一度、
立ち止まって整理するための時間として
読み進めていただければと思います。
✅ 今回のテーマと注意点

今回のテーマは、
「田舎の家を整えたあとに起きやすい問題」です。
設備を入れ、
ネットを引き、
防犯も整えた。
一見すると、
「これで安心」と思える状態。
けれど実際には、
その“整ったあと”から、
別の判断が始まることが多いのです。
この記事は、
・今すぐ移住する話ではありません
・整備を否定する話でもありません
「整備=安心」と思い込む前に、
一度考えておきたい視点を整理するためのものです。
✅ 知っておきたい基本知識
💡 田舎の家は「持った瞬間に止まらない」
田舎の家は、
整えた瞬間に完成するものではありません。
・光熱費
・通信費
・修繕費
・管理の手間
これらは、
使っていなくても発生することがあります。
また、
人がいない期間が長くなるほど、
家は思った以上に傷みます。
これは特別な失敗ではなく、
構造上、起きやすい現象です。
知っているかどうかで、
判断は大きく変わります。

✅ 判断が分かれる5つの落とし穴
ここからは、
多くの方があとから直面する
「整えたあとに気づくポイント」を整理します。
💡 落とし穴①|維持費が想定より増える
最初は小さな金額でも、
積み重なると「負担」に変わります。
問題は金額そのものより、
「払い続ける前提になってしまうこと」です。
💡 落とし穴②|行く頻度が下がる
最初は楽しみだった週末通いが、
体力・天候・用事で減っていく。
すると、
「使わないのに維持している家」
という感覚が生まれます。
💡 落とし穴③|人が来なくなる
民泊・来客・家族利用を想定していても、
実際には「誰も使わない期間」が続くこともあります。
想定と現実のズレは、
感情より先に確認しておきたいポイントです。
💡 落とし穴④|手放しにくくなる
整備にお金と手間をかけるほど、
「やめる」という判断がしにくくなります。
これは失敗ではなく、
人として自然な心理です。
だからこそ、
最初から「戻れる設計」を考えておく必要があります。
💡 落とし穴⑤|判断を先送りにしてしまう
「せっかく整えたから」
「もう少し様子を見よう」
その結果、
判断そのものが曖昧になるケースもあります。
✅ 実際の準備・行動フロー
ここでお伝えするのは、
行動を促す流れではありません。
あくまで、
判断を整理するための全体像です。
- 今の住まいと田舎拠点の役割を分けて書き出す
- 使わなかった場合のコストを確認する
- 「やめる条件」を先に決めておく
- 家族・第三者と視点をすり合わせる
重要なのは、
進む前に、止まる場所を決めておくことです。
✅ よくある不安・Q&A
Q:整えないと不安なのですが…
→ 不安を減らす方法は、人によって違います。
設備を足すより、判断材料を増やす方が
安心につながる方もいます。
Q:家族の理解が得られません
→ それは珍しいことではありません。
「決めたい話」ではなく
「整理したい話」として共有してみてください。
Q:民泊にすれば解決しますか?
→ 民泊は選択肢の一つですが、
すべての人に合う解決策ではありません。
✅ 次のステップはこちら
この記事は、
答えを出すための記事ではありません。
「この判断、
勢いや感情で決めると危ないかもしれない」
そう感じた方のために、
次の整理ツールを用意しています。
- 📄 無料PDF
「田舎拠点が重荷になる前チェックリスト」 - 🧭 設計解説記事
住まい判断を順番で整理する考え方 - 🎥 YouTube
図解で理解を補助(準備中)
📌 まとめ

田舎の家を持つことは、
良い・悪いの話ではありません。
大切なのは、
自分たちにとって
「戻れる設計」になっているかどうか。
急がなくていい。
でも、一人で決めなくていい。
そのための整理を、
一緒に続けていきましょう。
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✅次回予告
第9回『”ちょっと貸す”民泊は本当に続く?|始める前に知るべき現実と判断軸』
「向いている人/向いていない人」が分かるよう解説します。
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