【連載】65歳から広い土地でゆったり家庭菜園を楽しむための賢いステップアップ計画<第5回>
📌 はじめに|畑は「余暇」ではなく「暮らしの一部」
田舎暮らしを考えるとき、つい**「畑はおまけ」**くらいに思いがちですが、
実際には “暮らしを支える大切な要素” です。
野菜を育て、自給的な生活を送るには、どれくらいの広さが必要なのか?
本記事では、**「どのくらいの面積で何ができるか?」**を一般的な観点から整理し、
家庭菜園における“面積と目的”の決め方をご紹介します。
✅ まず知っておきたい現実的な畑サイズ

📒例①:30㎡
➡ 小規模家庭菜園向け。
葉物・ミニトマト・ハーブ中心で、体験や癒し目的にぴったり。
📒例②:50㎡
➡ 自給・趣味のバランス型。
日常の副菜+保存野菜少しまで対応。
📒例③:100㎡以上
➡ 本格的な家計補助レベル。
主食級野菜(玉ねぎ・じゃがいも)+作付けローテーションにも余裕。
👉 “広ければ良い”ではなく、“どう暮らしたいか”が先。
面積は、その暮らしを支える道具のひとつです。
✅ 目的で変わる“ちょうどいい広さ”
広さの前に、まず**「何のために畑をやるのか?」**を考えてみましょう。
- 🥕 趣味・癒し目的 → 30~50㎡で十分
- 🥔 自給や家計補助 → 80㎡以上(50~100㎡)
- 🧄 保存食・加工 → 30㎡程度(玉ねぎ・にんにく・根菜がたくさん植えられる面積が必要)

✔「目的」から逆算する設計が大切です。
✅ 畑は“回し方”でも活かせる
畑が広くなくても、使い方次第で十分機能します。
例:10本の畝で3年ローテーション

- 畝①〜③:葉物・果菜類
- 畝④〜⑥:根菜類
- 畝⑦〜⑨:豆類や土づくり作物
- 畝⑩:通年固定野菜(ネギ・ジャガイモなど)
👉 上手に回せば“狭くても豊か”な畑になります。
✅ 「拡張」は段階的が基本
いきなり広くしすぎると…
❌ 管理が追いつかず雑草だらけ
❌ 体力的にきつくなる
❌ 楽しかったはずが負担に…
▶だからこそ、まずは**“手に負える面積”から始める**のが正解!
📌 まとめ|畑面積は“理想の暮らし”から考える
田舎暮らしにおいて、畑は**「余暇」ではなく「暮らしの一部」**。
だからこそ、土地を選ぶ段階で、
- 自分はどんな暮らしをしたいのか?
- どこまで野菜でまかないたいのか?
- 管理にかけられる時間と体力は?
をしっかり考えて、“必要な広さ”を見極めましょう。
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快適に暮らすための最低条件についてご紹介する予定です。
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