【連載】65歳から、人生を楽しむための判断軸<人間関係②:気づき・違和感>
「親のため」と思うほど、苦しくなることはないでしょうか。

📌 はじめに
親の介護や見守り。
高齢になるほど、多くの人が向き合うテーマです。
私自身も高齢の母を支える立場になり、
「親のために何ができるか」
を考える時間が増えました。
一般的には、
親を大切にすることは良いことです。
親孝行も大切です。
介護も家族の役目です。
もちろん、それ自体を否定するつもりはありません。
しかし、
ある時から気になり始めました。
なぜ、
「親のため」
と思っているのに苦しくなる人がいるのでしょうか。
✅ 一般的な考え
多くの人は、
親のために動くことを当然だと考えています。
育ててもらった恩がある。
迷惑をかけた。
今度は自分が支える番だ。
そう考えるのは自然なことです。
実際、
私もそう考えていました。
だから、
時間があれば顔を出す。
何かあれば駆けつける。
できる限り支えようとする。
それが正しいと思っていました。
✅ 違和感

ところが、
現実には少し違うことがあります。
親のために動いているのに、
なぜかイライラする。
優しくしたいのに優しくできない。
電話が鳴るだけで気が重い。
会いに行った帰りに疲れ切っている。
そんな経験はないでしょうか。
もちろん、
親が嫌いなわけではありません。
むしろ大切に思っています。
それでも苦しくなる。
ここに違和感があります。
本来、
大切な人のために行動しているなら、
充実感があっても良いはずです。
なのに、
疲労感や罪悪感ばかりが残る。
なぜでしょうか。
✅ ズレの理由
もしかすると、
私たちは
「親のため」
と考えているようで、
本当は
「親の期待に応えなければ」
と思っているのかもしれません。
あるいは、
「良い子でいなければ」
という昔からの価値観を抱えたままなのかもしれません。
親の希望。
親の不安。
親の要望。
それを優先し続けるうちに、
自分自身の気持ちが見えなくなります。
すると、
何をしても足りない感覚が残ります。
介護サービスを利用する人もいます。
施設入居という方法を取る人もいます。
実際に動く場合、こういう手段もあります。
ただし重要なのは、
どの方法を選ぶかではなく、
なぜ自分が苦しくなっているのかを理解することです。
手段だけ変えても、
考え方が整理できていなければ、
苦しさは残るかもしれません。
✅ 気づき

「親のため」
という言葉は、
とても優しい言葉です。
しかし、
その言葉の中に、
自分を追い込む考え方が隠れていることがあります。
本当に親のためなのか。
それとも、
自分の罪悪感を減らしたいだけなのか。
本当に親が望んでいることなのか。
それとも、
自分が勝手に背負っているだけなのか。
まだ答えは出ません。
ですが、
一度整理してみてください。
もしかすると、
問題は介護そのものではなく、
親との距離感なのかもしれません。
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📌 次の一歩
このまま整理しないまま進めると、判断を先送りする可能性があります。
多くの人がここで迷います。
重要なのは、
「何をやるか」
ではなく、
「どんな判断軸を持つか」
です。
次の一歩1|思考整理
まずは、
自分が親との関係で何に苦しさを感じているのかを書き出してみてください。
👉判断を誤らないための思考整理ワークシート 【認知症親の介護編】(note・有料)
を活用しながら整理するのも一つの方法です。
次の一歩2|行動手段
具体的に動く場合は、
介護相談窓口や介護施設情報サービスなど、
こういう選択肢もあります。
あくまで一例ですが、
情報を知ることで安心につながる人もいます。
ただし、
最終的に重要なのは、
自分の条件で判断することです。
認知症の親の介護が始まった頃、
私も「施設なんてまだ早い」と思っていました。
でも実際は、施設探しを始めてから悩むことの方が多かったのです。
もし今、不安を抱えているなら、一度専門家に相談して選択肢を知っておくのも一つの方法だと思います。👇
📌 次回予告
距離を取った方が楽になる気がする。
でも、
距離を取ることに罪悪感がある。
なぜ私たちは、
親との距離感で迷うのでしょうか。
次回
「距離の取り方が分からない人の特徴」
で整理していきます。


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