母の介護施設を探す時、最初に考えたのはお金だった

認知症の母親の介護施設を考えているシニア男性

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母の施設を考え始めた時、私が最初に考えたのは、

「親の年金で、この先も暮らしていけるか」

ということでした。

当時、施設費を月何万円までにするといった具体的な金額を決めていたわけではありません。

ただ、施設に入れば、それで終わりではありません。

その後もそこで生活していくことになります。

できるだけ親の年金の範囲で暮らし続けられるところにしたい。

もし足りなければ、私と弟で一緒に負担することも考えていました。

だから、「一番良さそうな施設を探そう」というより、まずはこの先も続けられる施設はどこだろうというところから考えていたように思います。

候補になったのは特養とグループホーム

私の場合は、母の状態や金銭的な事情をケアマネジャーに相談しながら、特養とグループホームに候補を絞りました。

ただ、親の状態や予算によって候補になる施設は変わります。自分たちだけで整理するのが難しい場合は、施設検索サービスで、地域や費用などの条件からどんな選択肢があるのか確認してみる方法もあります。

私が最初に知りたかったのも、
「親の年金や予算で、この先も無理なく続けられる施設があるのか」ということでした。

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とはいえ、私は最初から介護施設について詳しかったわけではありません。

地域包括支援センターや、母が利用していたデイサービスのケアマネジャーに話を聞きながら、少しずつ施設の違いを知っていきました。

その中で候補として考えたのが、

特別養護老人ホーム、いわゆる特養と、グループホームでした。

特養とグループホームのどちらが良いのか。

そんな比較から入ったわけでもありません。

私たちにとって大切だったのは、母の状態に合っていることと、金銭的に無理なく続けられることでした。

その条件で考えていった結果、この二つが候補になったという感じです。

グループホームは母には難しいと考えた

グループホームは認知症の人が対象になる施設です。

そのため、最初は母も候補になるのではないかと思いました。

ただ、母の状態を考えると難しいところがありました。

当時の母は、着替えやトイレなど日常生活の中で支援が必要になっていました。

さらに私が気になったのが、周囲の人とのコミュニケーションです。

共同で生活する中で求められることを考えると、母には難しいのではないか。

ケアマネジャーにも相談しました。

母の状態と私たちの金銭的な事情を踏まえて、

「特養が適切ではないか」

という話になりました。

そこで、施設探しの方向が決まりました。

選択肢が減っても、迷いはなかった

振り返ってみると、

「特養にするか、それともほかの施設にするか」

と悩み続けた記憶はあまりありません。

グループホームは難しい。

母の状態に合っていて、金銭的にもこの先続けられる施設を考える。

そうすると、特養という方向が自然に決まったからです。

「もっとお金を出せば、ほかにも選択肢があるのではないか」

と考えるより、

「これで探す方向が決まった」

という感覚の方が強かったと思います。

施設の選択肢が減ったことへの不安よりも、何を探せばいいのかが見えてきた。

当時の私には、その方が大きかったのかもしれません。

ただ、今なら特養だけを見て終わりにはしない

今もう一度、母の施設を探すとしたらどうするか。

おそらく私は、やはり最初に特養を考えると思います。

ただし、見るところは当時より増えています。

実際に両親の介護を経験し、施設を見学し、入居後の生活も見てきたからです。

今なら、費用と親の状態に加えて、

自宅からの距離。
職員の体制。
医療への対応。
そして待機期間。

こうしたことも最初から確認すると思います。

自宅から遠すぎれば、面会や何かあった時の対応が負担になります。

職員の方が温かくても、その介護を続けられる体制になっているのかは気になります。

親の状態が変われば、医療への対応も大切になるでしょう。

そして、入りたい施設が見つかっても、すぐに入れるとは限りません。

私の場合、母は幸い申し込みから1週間ほどで特養へ入居できました。

でも、それは当たり前ではありませんでした。

施設を選ぶことと、そこに入れることもまた別の問題なのだと、後になって分かりました。

施設が多いことと、親に合う施設が多いことは違う

介護施設について調べると、たくさんの種類や施設が出てきます。

選択肢が多ければ、その中から一番良いところを選べそうに感じます。

でも、私たちの場合は違いました。

親の年金でこの先も暮らしていけるか。

母の状態に合っているか。

まずこの二つを考えました。

すると、たくさんあったはずの選択肢が少しずつ絞られていきました。

そして今なら、そこへ距離、職員体制、医療対応、待機期間という条件も加わります。

条件が増えると選択肢はさらに少なくなるかもしれません。

でも私は、それを必ずしも悪いことだとは感じません。

大切なのは「たくさんの施設から選ぶこと」ではなく、

自分たちが何を大切にして施設を選ぶのか。

そこが見えてくることなのかもしれません。

まとめ

母の施設を探し始めた時、私たちには施設選びの詳しい知識がありませんでした。

地域包括支援センターやケアマネジャーに相談しながら、少しずつ知っていきました。

最初に考えたのは、親の年金で暮らし続けられること。

そして、母の状態に合っていること。

その結果、特養という方向が決まりました。

実際に介護を経験した今なら、さらに自宅からの距離、職員体制、医療対応、待機期間も確認すると思います。

これは「特養を選べばいい」という話ではありません。

親の状態も、家族の状況も、それぞれ違います。

私の場合は、条件を一つずつ考えた結果、特養だったということです。

施設の種類を調べる前に、

「自分たちにとって、外せない条件は何だろう」

と考えてみる。

もし今、あなたが親の施設を探すことになったら、最初にどんな条件を置くでしょうか。

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